The Grand Reunion

同志社ニューヨーク
大懇親会

2016.09.17 場所:日本クラブ

海外での初めての大懇親会が現地時間9月17日(土)17時30分からニューヨーク日本クラブで開催されニューヨークを始め、米国西部支部、米国中西部支部、ワシントンDC同志社会、同志社トロント会、日本からも約20名、総勢81名が出席しました。
 初めに広瀬NY同志社会会長からアメリカと新島襄の繋がりを踏まえ、日本国外の同志社同窓会支部との交流を活発化が同志社発展の為の重要な施策であり、ニューヨークが初めての海外での大懇親会として選ばれた意義ある開会宣言がありました。
 続いて井上会長から、校祖新島がかつて学んだこのアメリカの地で、皆様に挨拶ができることを大変感謝し、同志社校友会が世界に向けてこのよう、に発展してきた事を誇りに思う。「同志社大学ビジョン2025」にもある「校友との連携」「国際主義」をテ一マとして、本日「同志社校友会ニューヨーク大懇親会」を一つのかたちとして開催することができた。同志社200年の大計に向かって、「記念すべき第一歩」となることを祈念し、皆様と大いに語り、交流を深めたいと挨拶がありました。
 「同志社の現状と未来」と題した大谷総長の講話では、同志社は三つの教育理念に基づき、幼稚園から大学院まで一貫教育を展開する一大総合学園となった。今後は「良心教育」という同志社建学の精神を貫き、あらためて「良心教育」における「良心」というものをもう一度よく考え、それをしっかりと学生、生徒に浸透させることに務めたいと話されました。
 中村校友会副会長からの、「第一回校友会海外大懇親会をニューヨークで開催できることは望外の喜びです。母国を離れ切磋琢磨されている交友と共に、古きよき日に同志社で培われた友情の絆をかため、母校の将来の発展のために乾杯!」と乾杯発声で交流会が開会し、国際色豊かな懇親場面となりました。卒業生深尾さんによるジャズコンサート、そしてお楽しみのDoshisha Lottery、同志社オリジナルグッズ賞品の他に、特別賞として中村副会長から同志社の徽章がデザインされたオリジナルパークアクセサリー2点、更に会長賞としてダイキンエ業社製空気清浄機を3台が用意され、当選した皆様は大変な喜びようでした。
 今回福引のお手伝いをしていただいた現役学生2名、ロサンジェルス留学生の奥村真衣さんとトロントから駆け付けてくれた桑原周也君に感謝の意味を込めて、長谷川副会長より記念品をプレゼント。未来の校友会員ヘエールを送りました。奥村さんと桑原君からはいろんな先輩と話ができ、改めて同志社に入学した事の喜びを噛み締め、皆さんに感謝の気持ちを精一杯伝えていました。
 また、ワシントンからの参加者からも、「今回のように海外で大懇親会を開催することは、海外で活躍する会員にとっては大変刺激になり、新たな出会いと交流が深まるので、是非とも来年、再来年と引き続き海外での大懇親会を開催してほしい」とスピーチがあり、国際化支援事業委員長の中村副会長から、今回の催しを皮切りとして、今後も世界の同志社校友会支部との連携強化と、海外での大懇会開催を進めていきたいと挨拶がありました。
 会も終わりに近づき、日本から参加の木下熊本県支部長から熊本地震で倒壊したジェーンズ邸をはじめとした被災の現状報告のあと募金を呼び掛けたところ、約1000ドルが集まり、広瀬ニューヨーク同志社会会長より手渡されました。
 閉会の挨拶には、第11代目の同志社総長牧野虎次氏のお孫さんに当たる、ニューヨーク同志社会本間名誉会長が登壇しこの素晴らしい会の開催に対し賛辞を述べ、同志社創立者新島先生の直弟子で大変な感化を受け、小新島になるのだと心に決めておられた祖父、牧野先生のエピソードと、本間名誉会長のご主人の立夫氏の祖父、本間俊平氏が受刑者の社会復帰活動をされていた際、キリスト教の学校である同志社に大変な圧力がかかったとき守ってくれたエピソードの紹介があり、このような歴史の中で、若き日に同志社で学んだ人生観や、その過程で出会った方たちとの強い絆が豊かな人生形成の糧となったと語られました。この日のNYでの同志社校友の一大懇親会はその証であり、感謝の意を表され、母校のためにこの国際的な経験を生かして、卒業生全員が貢献することを願っていると結ばれました。
 最後に長谷川副会長のリードで参加者全員が肩を組み、Doshisha College Song を歌い、同志社チアを声高らかに再会を約し、中村副会長による英語のクロージングで解散となったものの一同去り難く、会場のあちこちで話の輪が解けぬまま、約1時間オーバーしてもなお、漸く余韻を惜しむかの如く三々五々、賑やかな夜のニューヨークの町へと散会していきました。

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