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岡山県支部 古墳見学会報告

 2024年1月14日(日)、岡山県支部の校友他32名と同志社大学文化遺産情報科学調査研究センター長の津村宏臣准教授、津村ゼミの学生など6名が荒木山西塚古墳(岡山県真庭市北房)に集まり古墳見学会を開催しました。
 荒木山西塚古墳は、真庭市教育委員会(官)と同志社大学(学)、北房文化遺跡保存会(民)などが連携して「西の明日香村コンソーシアム」を組織して発掘調査を進めており、「住民参加型」として全国から注目を集めています。
 荒木山西塚古墳は、4世紀中頃の古墳時代前期の全長63mの前方後円墳で、東隣には3世紀半ばから終わり頃に築かれた前方後方墳の東塚古墳が位置し、年代の異なる前方後円墳と前方後方墳が近接している全国でも珍しい古墳との説明に参加者は大いに興味を惹かれた様子でした。
 古墳見学会の後の懇親会では、発掘調査に関わっている学生や北房文化遺跡保存会のメンバーとの交流を深めて、山陽の吉備文化と山陰の出雲文化の間に位置する北房地域に250基以上の多くの古墳が数えられることから、北房地域には大和朝廷とも関係が深い有力な勢力が存在し発展してしたのではないかとロマン溢れる議論が交わされました。

 報告者 中崎昌彦 87年 法学部卒

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