第101回を迎える「古米会」(故古米淑郎経済学部教授の労働経済論ゼミOB会)が、10月12日(土)宿坊「京の宿・北海館 お花坊」で13名が出席して開催されました。
1975年6月14日の発会式から50年、心残りではありますが、今回の第101回「古米会ファイナル」で閉会することとなっています。
竹中史朗会長(1957年卒業)の開会の辞に続き、恒例のOBゼミが開講されました。
講師には、第98回古米会に講演下さった、同志社大学経済学部を1994年ご卒業現在の三井住友海上保険㈱に5年間勤務の後、家業の貸衣装店「株式会社エ・マーサ」を継承された青江伸泰氏が、今回は『顔師の世界~舞妓偏~』「副題:皆様にお伝えしたい事」と題し、宮川町の地方(じかた)の多栄さんと舞妓のとし菜穂さんを、動く資料と申されてお呼び下さっての講演となりました。(幹事も知らなかったサプライズでのお二人の登場でした。)
先ずは多栄さんの三味線と唄でとし菜穂さんが端唄「萩桔梗」を舞って下さり、その後青江氏の講演が始まりました。
講演の最後は、「副題:皆様にお伝えしたい事」であり、青江氏からは、今日の講演の眼目はむしろこの副題にあって、地方(じかた)の多栄さんが84歳から宮川町で再デビューされて今年91歳、古米会は今回が最後かも知れませんが、人生ではまだまだ頑張れるし、頑張っていただきたいとのエールを送ろうと思い、この第101回古米会に来させてもらった、と激励して下さったのでした。
ゼミの終わりにもう一曲「祇園小唄」を舞って下さり、懇親会ではお二人からのお酌もいただき、お座敷遊びの「とらとら」も実習が叶って、最後の最後まで贅沢な古米会で、幹事だけでは演出出来ない素晴らしい「古米会ファイナル」となったのでした。
1969年卒業 古米会幹事 脇田祐治記